紅茶グマ日記

店主・かとうみどり的日常

---2004年8月の日記---

2004年8月20日(金) カマタさんのお誕生日ケーキ
お友達で、足を向けて眠れないお世話になりっぱなしのカマタスエコさんのお誕生会をやろう!ということになり、
「どんなんがいいっすか?」と、うかがったところ、カマタさん曰く、
「クロカンブッシュを自分で作りたい」とおっしゃる。
「えええ!クロカン?あのー、真面目に作ると結構大変だよ〜」と言うと、
「じゃ、不真面目に作ると?」とのご質問で、堪念して、「わ、わかりました。ぬるいの作らせていただきます」
「みどさんが作ってくれるのもいいけど、作りたいの、クロカン。」
「作りたい?カマタさんがってこと?」
「うん。みんなと一緒に」と、カマタさんニコニコ。

お誕生日に、自分達で作ったクロカンブッシュとシャンペーンでお祝いするなんて、なんて日本人離れした発想でしょう。
やっぱカマタさんって、一味違うねえ...などと、思いつつ、クロカンブッシュを、カマタさん、かえるさん、あやのすけさん、REIさんを交えて、まず、プティシューを作りました。
「えーっと、シュー生地に火をいれる、この作業は、業界用語で『ひどり』と言います。」
「ひどり?」
「そうそう、『お〜い、カマタ、これ、ちょっと、火どっとけ!』とか、言います」
「あ、火を入れるってことか」
「そうだと思います...ご、ごめんなさい、ドサクサに紛れて、カマタさんに無礼な発言を...」(←焦る私)

そして、みんなでシューを絞りだしました。プティもでっかいのもありました。
「じゃ、続いて、飴を作りましたから、シューをタワー状に積んでいきましょう。熱いので、みなさん軍手をしてください」
「軍手なくても大丈夫じゃない?」
「あ、ホントだ」
「みなさん、火傷すると危ないから軍手を...」
この辺から、みなさんだんだん緊張がとれて、普段の男前気質を取り戻された感じで、どんどんと作業は男らしくなって、ダイナミックに進んでいきました。
そして、出来上がったクロカンは、なんちゃってと最初思っていたのですが、プティシューもカスタードクリームもたっぷり使ったステキなバースデーケーキになりました。

そして、出来上がったクロカンブッシュを目の前に、シャンペ〜ンを開けて、乾杯!
クロカンもシャンパンもすごくおいしくて、そして、カマタさんが作ってくれた激ウマタイカレーもご馳走になり、とっても楽しいパーティーは夜遅くまで続きましたとさ。

みなさま、お疲れさまでした。
そして、カマタさん、改めまして、お誕生日おめでとうございます。
集まってくださったみなさんは、そろって気持ちのいい方ばかりでしたね。
これもカマタさんのお人柄でしょうか。
私、これからは足を向けて寝ないのほかに、あなたについていくことに決めさせていただきました。
え?ついてくるな?は、すいません、じゃ、せめて遠くからあなたのご活躍を...って、また蹴倒すぞと叱られそうですね。(苦笑)
No.64

2004年8月16日(月) うちご飯。
今日は、パパの弟と、弟のお嫁さんになったよこちゃん、よこちゃんの妹で、紅茶グマの看板娘のまりちゃんが遊びに来てくれました。

よこちゃん、まりちゃん姉妹が5時ごろ家に来てくれて、一緒に手相の本を見ながら、くだらないことをおしゃべりしているところに、パパが帰ってきて、
「おーい、みんな!そんなとこにいないで外においでよ!気持ちいいよ!」と、さかんにテラスから呼んでいます。

「夕飯の用意始めよう」と立ち上がると、よこちゃんとまりちゃんが「なんか手伝おうか?」と、口を揃えて、そう言ってくれたのですが、
「いい...だって...包丁が1本しかないんだもん」
「包丁が?どうしたの?なんで1本しかないのよ?」
「店に忘れてきた...」「え?みどりさん、包丁を持ち歩いてるの?」
「うん。包丁と鍋はしょっちゅう持ち歩いてるよ」
「......」私のこの行動にあきれたらしいふたりは、無言で、テラスでさかんに、ビアガーデンの呼び込みのように、ふたりを呼ぶおっちゃんのところに去っていってしまいました。
7時ごろ、無理やり仕事を終わらせてきたパパの弟、そして、用事を終えてロマンスカーで東京に戻ってきて、ぐったりのおかあさんも一緒に、夕食会は始まりました。
今日は包丁が1本しかないわりに、結構いろいろ作ったので、みんなお腹いっぱいになりました。
「ここで、こんなふうにご飯食べるのひさしぶりじゃない?」よこちゃんが言いました。

「ごめんよ。これからは、こういう時間をもっと作るように努力するからさ」
「そ、そんなつもりじゃないってば!」

くだらない話をしながら、みんなと会って、食事をする。
以前はしょっちゅう、誰かが家にきてくれて、こんな楽しい時間が身近にあったのです。
これからも少しずつ、私たちの大切な時間を作っていきたいと思います。
また、よこちゃん、まりちゃん、遊びにきてね。
No.62

2004年8月15日(日) 夏の体験お菓子教室
今日はドキドキ夏の体験教室でした。

私がドキドキしているくらいだから、今日来てくださったみなさんは、もっとドキドキしていたと思います。
形式はいつもの教室と同じで、最初に私がデモンストレーションをして、そのあと生徒さんに実際に作っていただいて、たくさんのかわいいスコーン達をいっせいにオーブンに入れました。
そして、みんなで後片付けをしている間に、スコーンは出来上がり、ほかほかのスコーンをジャムや生クリームをつけて、召し上がっていただきました。
みなさん、とっても熱心で、とってもお上手でした。

来年、この中の何人かの方が、また教室にきてくださるとうれしいのですが...
No.61

2004年8月9日(月) 相方
トッコちゃんが、夏のイルプルの研修で、東京に来ました。
そして、丸1日私の仕事を手伝ってくれたのでした。
ものすごい量のジュレを作る作業を延々と早朝から日が暮れるまで作り続けて…
夕方、前日、前々日、の教室の疲れが残っていた私は、めずらしくイスにへたりこんで、
「今日はもう終わりにしようよ」と弱気発言。
「ねえさん、今日はサブレ仕込むて言うてたじゃないですか。もうちょっと、がんばりましょうよ」と、トッコちゃんがそう言って、すっくと立ち上がり、サブレの計量をはじめました。
「ヒ〜まだやんのかい?」と、泣きながら立ち上がり、サブレの計量をするふたり…
その時私は、文句を言いつつも、トッコちゃんって、いいやつだなあと、心から思いました。
こういうとき、どっちかが、強い意志で、弱音を吐いている相方を励ますのは、山で遭難したとき、眠りそうになった山仲間の頬っぺたを「眠るな!」とひっぱたいているのと同じことです。
遭難したわけじゃないから、なんてことはないのですが、その日の予定はその日に終わらせなければ、こんな多忙な時期に、翌日もっときつくなっていくのは目に見えています。
トッコちゃんだって、京都からタイトなスケジュールで出てきて、絶対疲れているはずだし、私の方が絶対体力はあるはずなのに…

トッコちゃん、ありがとうね。
お礼の気持ちを込めて、あの衝撃的なパパの20年前の写真をプレゼントします!
No.60

2004年8月8日(日) オペラ
昨日、今日、と、お菓子の教室で、オペラを作りました。

で、本年度の教室アシスタントは、今までパパに頼んでいたのですが、あまりの華麗なる天然ぶりに、
「今回のオペラは絶対に滞りなく、つつがなく、済ませなければ!」と、硬い決意をして、去年から紅茶グマのお菓子教室に通ってくれているチカちゃんにアシスタントをお願いすることにしました。
そして、チカちゃんは、私の願いどおり、素晴らしいアシスタントぶりを発揮してくれて、
今まで2日間終わったあとは、もう、疲れきってぐったり、12ラウンド闘い終わったボクサーのごとく、歩くのもやっとという感じだったのですが、今回はおかげさまで、楽勝でした。
生徒さんも、「思っていたより、簡単だった!」という方が多くて、
「ね、そうでしょ!ぜひまた作ってね!」と、オペラを売り込みまくる私でした。
これもチカちゃんががんばってくれたお陰。ありがとう、チカちゃん!
アシスタントさん次第で仕事ってこんなにも違うもんかと、今回つくづく思いました。

チカちゃんは本年度最優秀アシスタント賞の最有力候補に上がっています。もうひとりがパパじゃ、争いにならないけど…
No.59

2004年8月6日(金) 突然嵐のごとく
ちょっとしたことで、プチッと怒りのスイッチが入ってしまう私ですが、スイッチをいれてくれるのは、だいたい99%まで、パパです。
今日もすごくどうでもいいことから、大喧嘩になってしまい、そうなると、地団太踏んで大騒ぎのラテン系夫婦は、
「もう帰ってよ!」「じゃ、もういい!帰る!」と、プンプン、パパが店を出て行き、勢いあまって、入り口のドアを開けっぱなして行ってしまったのです。
それを閉めようと私も負けじと勢いよく立ち上がったとき、誤って作業台の角で背中をズリッとこすってしまい、私はその後、しばらく仕事にならないくらい怒って、キーッと、その辺のものを蹴飛ばしたりして、パンキッシュに飛び跳ねながら、しばしひとりで、まだプンプン。
そして、2時間後、仕事が終わり、私はムスッとしたまま帰宅しました。
パパは、怒りがあんまり持続できない男なので、もう怒っていません。

「おかえり…」
「ただいま…」
「ご飯持ってくるよ」
「……」
気まずい空気の中、パパがご飯を持ってきてくれたのですが、おかずに目をやって、
「プ!」っと不覚にも、笑ってしまいました。
アスパラガスと人参を牛肉で巻いてあったのですが、なんと真ん中をニラで結んであり、そのニラがヘロヘロになっていたのが、ものすごくおかしくて、ついゲラゲラ笑ってしまいました。
「なんでニラ?」と、思いつつ、
食べてみると、牛肉をぐるぐる巻きに厚く巻きすぎたせいと、アスパラの根に近い方をそのまま使ってあるせいで、味以前の問題で、めっちゃ、かたかったです。
「ど、どうしたの?」
お皿を前にして、笑い続ける私に、パパが不安そうに、そう聞きました。
がんばれ、パパ。
カレーと餃子とオムライスとスパゲティ以外のものに挑戦したんだね。
味はともあれ、偉いっちゃあ、偉い。笑ってしまったので、もう格好がつきません。
今日はこの辺で手打ちといたしました。
No.58

2004年8月3日(火) 夏の教室
悩みに悩んだすえ、結局、私は夏の体験教室を、スコーンで統一することにしてしまいました。
そして、メルマガ登録してくださっている方に先にお知らせをば…と、夜、パパにメルマガを発行してもらいました。
そして、そのまま眠ってしまったのですが、朝、パパが「もしかして、もう申し込んでくれたひとがいるかもよ」と、言うので、「じゃ、パパメールを見といてよ」と、頼んで、朝食の準備をしていたら、パパが「ワワワ!なんだよ、こりゃ!」と、ひとりパソコンに向かって騒いでいます。
「もう〜また気を引こうと思って…」と、パパに近づくと…
「ゲ!」
「だろ?」
ふたりで、パソコンをまじまじと顔を近づけて凝視してしまいました。
なんと、昨日の23時に発行したメルマガを見た方が、どどっと体験教室に申し込んでくださっていたのでした。
「どうする?…」
「と、とにかく、申し込み状況を把握せねば!」
「こうやってる間にも、申し込んでくるひとがいるかもしれないぞ」
「えー!」
もう、朝ごはんどころではありません。
あわてて申し込んでくださった人数を把握して、空き状況を取りあえず、またメルマガで号外として流して、
「いかん、遅刻だ!」
「あ、私も牛乳屋さんが来ちゃうよ」と、ふたりそれぞれ走って仕事場へ。

そして、午後、昼ごはんの時に、ふたりして再度おそるおそる、パソコンを開けてみたら…
「このメールが押し寄せる時のドキドキって、なんかすごい。鼻血でそうかも」などとかなり興奮しつつ、メールチェックいたしました。

「どないだ?」
「おかげさまで埋まりました」
「は…そうですか」
「編集長、も1回号外を出してください」
ここまで書くと、すごーく紅茶グマの教室は大盛況で押すな押すなの、人気教室のように誤解なさる方もいらっしゃるかもしれませんが、
なにせ、申し込まれた方おひとりおひとりに、スコーンを作っていただくので、
1回にたくさんの方に来ていただくわけにいきません。
「そのせいね…」と、妙に納得できてしまいました。
でも、ホント、それでもこんな、しがない大久保の教室にみなさん申し込んでくださって、本当にありがとうございます。
まさかこんなにすぐ埋まるなんて、夢にも思っていなかったので、すごくうれしいです。
楽しい時間をご一緒できますように、がんばりますので、よろしくお願いします。
No.57

2004年8月2日(月) 試食会
遅れていた夏の通販のお菓子ですが、やっと完成しました。
そこで、いつも通販用のリーフレット用のお菓子を描いてくれる、コージくん、よこちゃん&マりちゃん姉妹に来てもらって、試食会をすることにしました。

ジュレは、みんなうなずきあいながら、スプーンをペロンペロンしてすぐに完食。
次に焼き菓子をカットすると…ひとつ目のお菓子…マりちゃんは、紅茶グマのお菓子を学習しつくしているので、
「これだよ!」と言ってくれましたが、コージくんとよこちゃんは、
「もっとみどさんっぽくして!」と、ああだこうだ、三人三様の意見。
そして、ふたつ目の焼き菓子は、ひとくち食べて「ん、みどさんだ!」と、3人が口をそろえてそう言ってくれました。

今回、定番のサブレを一種類入れることにしたのですが、夏っぽさで、ココナツのサブレに、これもみなさんの意見で決定しました。

試食し終わって、少しマりちゃんたちに仕事を手伝ってもらっていると、退屈になったコージくんが、「みどさん、オレに500円くれる?」と小首をかしげるので、
「500円?なにそれ?」と、聞くと、
「今日のイラスト代だよ」と、ニコニコ。
「え、これ、500円でいいの?」と、普段に比べると破格の値段に驚いて聞き返すと、
「うん。今日はそんな気分だから」と、長い指をニュッと目の前に差し出すオトコマエコージ。
手のひらにコインをのせると、ふらっと100円ショップにでかけていきました。

そして、そのあと、パパと子供も一緒に、みんなで食事に出かけたのですが、
一昨日満月だった話や、最近観た映画の話、読んだ本の話なんかをして、とても楽しかったです。

こういう時間があるから、またがんばれるんだと思う、今日この頃の私でした。
No.56

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