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| ■ パリに持っていった本 |
| livres sur Paris |
| 20年前にパリに渡った時、鞄に忍ばせていったのは、確か、一冊だけ。玉村豊男の名著「パリ・旅の雑学ノート」だった。この本については私のブログにも書いたので、詳しくは書かないことにする。ぜひ、そちらを読んでください。 今回、パリに持って行った本は 4冊。 「移動祝祭日」アーネスト・ヘミングウェイ 「巴里芸術家放浪記」カルコ 「チーズ図鑑」 ミシュランガイド「パリ」 である。 まずは、飛行機の中で読むつもりだった。 ただ、飛行機では、眠ってしまうことが多いし、最近では、自分で好きな映画を選んで観られるということもあるから、本を持っていても、なかなか読めないことの方が多い。 「移動祝祭日」は、今回の旅行のテーマみたいなものだし、時差ボケで朝3時とか4時に目が覚めてしまったとき、ベッドの中で、適当に拾い読みするのにちょうどいい。 「巴里芸術家放浪記」もまあ同じようなものだ。ピカソ、ユトリロ、アポリネールら、パリの芸術家たちとの交流を記録したもので、どちらの本も、20世紀初頭の、ベルエポックのパリの雰囲気みたいなものが伝わってくるから、その日のパリ散策に気分も盛り上がるというものだ。 ![]() 「チーズ図鑑」これは、実用本位。何しろ、パリに行ったからには、珍しいチーズを食べまくろう、と企んでいたものだから、こんな、コンパクトで詳細な図鑑を持参したというわけである。 ミシュランのガイドブック。 最近は日本のガイドブックも、目的も多様化して、なかなかよく出来たものもあるようだが、パリという都市の歴史みたいなものを把握しようと思ったら、なんと言っても、この本に限る。さすがに、フランスで作られた正統派ガイドブックなだけあって、歴史、建築、美術、などがしっかりとおさえられていて、他の追随を許さない。もちろん、ショッピングガイドとか、レストランガイドなどは載っていない。 パリの地図、これは、もう、15年以上使っているものだ。コートのポケットにおしこんで、どこでもいつでも、すぐに広げられるようにする。 地図のあちこちに書き込みがあって、その歴史を物語る。紅茶グマでは、生徒さんがパリへ旅行すると聞くや、この地図を無理矢理貸し出すことにしている。そして、どんどん、何でも書き込んでください、と、言う。だから、生徒さんが書き込んだメモ書きみたいなものも、この地図にはある。ただ、この15年でパリも変わってしまい、この地図は古くなってしまっ た。新しい道も出来ている。それで、新たに地図を購入したのだが、それはここでは触れない。もう一冊、手持ちの鞄に入れていたものがある。本と呼べるのかどうかはわからないが、実は辞書。もちろん、フランス語の字引である。仏和・和仏の辞典としては、おそらく日本最小の「GEM」。20年前の渡仏の際にも持っていたものだ。小型の辞典は何種類か持っていて、今回も何を持ってゆくかでずいぶんと悩んだのだが、結局、これに決めた。内容云々というよりも、何しろ、手の中に収まるくらいのコンパクトさと、手に持ったときの皮革のやわらかい感触、これが決め手。 と、日本から持って行った本はこれくらいである。 ■ 「移動祝祭日」 アーネスト・ヘミングウェイ (岩波同時代ライブラリー) ■ 「巴里芸術家放浪記」 カルコ (講談社文芸文庫) ■ 「チーズ図鑑」 文藝春秋編 (文春新書) ■ 「パリ」ミシュラン・グリーンガイド (実業之日本社) ■ 「ジェム 仏和・和仏辞典」 大島利治・島利雄編 (三省堂) |
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