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| ■ ビストロのデセール |
| desserts des bistrots |
タルトタタンの話を書いたけれど、今回旅行に行って、ますます、どこにでもあるビストロに魅かれるようになった。![]() ビストロ、入ってみると、なんでだか、店内に猫がいたりする。 そしてたまたま私が訪れる時にそうなのかもしれないけれど、お客さんはほとんど、おじさん、おばさん、もしくはおじいさん、おばあさんで、若い人はほとんどいない。横に座ってるご夫婦ってば、もすかすたら私たちとそう年は違わんのではないかな?なんて、考えながら、隣のテーブルのお皿もチラチラ気にしつつ食事するのは、結構楽しいし、料理もざっくばらんなものが多いので、自分でも作れそうな、毎日のお惣菜ヒントがたくさんある。 無理だとは思うが、いつか、そういうビストロにあるような、素朴な料理の仕事もしてみたいなあ。 パンを焼いて、ブランケットや羊の煮込み料理を作り、デセールも素朴でドンとこい系の、タルトやクレームブリュレ、イル・フロッタント、そんなものを作って、お客さまにサーブして いる自分を想像すると、ちょっと楽しい。ビストロのデセールはプロの味というより、お袋の味のような、簡単でしかも家でもできそうな手作り感がいい。驚きや、新鮮味は少ないが、ホッとする味とでも言おうか。 だから、「フランスに行くけど、どこかオススメのビストロ教えてください。」といわれると、とても困る。そういう時、ユーロ高に悩む、大久保のプレヴェールさん(ムッシュ)も、いつも困り顔をしている。なぜなら、私たちが好きな店でも、そんなすごくおいしいか?と言うと、そんなでもないかも...おいしいビストロなんて、そこいらへんにあって、誰かと食事をする約束があるとか、よっぽどその店にスペシャリテがあって、それをどうしても食べたいとか、それくらいの理由でなければ、わざわざ遠くに行く必要なんてないと、内心は思っている。そうしたら、じゃ、おいしい店ってどうやって見分けるのか?という問題に直面するが、まず、自分の勘をを信じることだ。ビストロガイドを参考にしたりするのもいいし、あとは、なんとなく店のオーラを読み取る。これは重要だ。地元の人がたく さん入っているビストロは、まずハズレはないと思う。誰もお客がいなくて、妙に店員が愛想よく客引きしてたり、逆にやる気がなさそうなダウナーな空気が蔓延しているところは、ちょっと遠慮して、他を探せばいいと思う。 そうは言っても、装飾品やそこで集うお客さんたちまで、全部パリの風情を盛り込んでいて、コテコテ感が強い店も多い。日本から行って、初めてパリでビストロに入る方だと、ちょっと面食らうこと請け合いだ。 だから、私たちは1,2回しか行ったことなくても、多分パリでビストロデビューする方でも平気そうなお店をチョイスして、なんか言い訳っぽい事をいいつつ、場所をお教えするのであった。 |
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